前のお家にいたとき、ボクはお家の中で寝ていた。
でも、母さんちではボクはお庭で寝なきゃいけないんだ。
ボクが初めて来た日、お庭には古臭くて小さい小さいお家が置かれていた。
ボクはちょっと匂いを嗅いでみたけど入ろうとは思わなかった。
だって、他の犬の匂いがするような気がしたんだ。
そのお家はボクが来る前に死んじゃったロッキーって言う名前の犬のお家だったんだって。

父さんはボクのために新しいお家を買ってくれた。
夏は暖房、冬は冷房完備のオープンドア・ワンルーム新築木造一戸建て。
でも、ボクはこの新しいお家にも入らなかった。
だってボク、このお家がボクのだってわからなかったんだ。

犬小屋


母さんはこの小さなお家の中にボールやおもちゃを入れたり、美味しいおやつを入れたりしてボクを誘ったけど、
ボクはぐぐ~~~っと首をのばして、おもちゃやおやつだけを取り出した。
だって、ネズミ捕りみたいに一度入ったら二度と出られないなんてなったら困るじゃないか。
それに、ここはやっぱりボクの寝る場所じゃないもんね。

じゃ、どこで寝てたかって言うと
玄関ポーチやリビング横の縁台の上、勝手口のたたきの上。
夏だったし、慣れてくるとお外で寝るのもそれほどつらくなかったよ。
母さんはそれじゃまるで野良犬みたいだから、犬小屋って名前の小さな家で寝なさいって言うんだけど、
ボクはその日の気分で好きな所で寝ることにしたんだ。

休憩


でも、秋になってだんだん寒くなってきたらそうも言ってられない。
そんなとき母さんが、ふかふかのお布団と毛布を犬小屋に入れてくれた。
お布団だ!!
ボクは嬉しくなって犬小屋に飛び込んだ。
ああっ、暖かい!!
それにこのお家、今まで気付かなかったけどなんだかいい感じじゃないか。
その時からボクはこのお家が気に入ったんだ。

おやすみ

まっ、それも寒い間だけで、今でも夏は涼しい場所がボクの寝床なんだけどね。

寝ます


次回に続く。
写真は当時のものです。
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2008.08.21 / Top↑
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